JDDNトークセッション 2009
【2009年12月収録】
1. 2009シーズンキーパーソン
2. 2009シーズンのトリックムーブメント
3. ジャッジングの傾向(USDDNのリザルト公開の意味)
4. 犬種別選手権について
5. 2010 シーズンディスクドッグシーン
付録:2010 注目チーム
2009 成長したチーム
対 談
平井 寧(YH)/酒井 寛(HS)
1、2009年キーパーソンについて
HS:2009年を振り返ってどうですか。
YH:今年は、JDDNメジャーゲームのチャンピオンが毎回変わったことだね。
QC+カップ:安田ヘニオ、JOTT:平井ビー、DTC:清水半蔵、JOTT:小西トア。そして、常にチャンピオンたちと優勝争いを戦ってきた今年最も活躍した平井シャックという構図だった。
国内では、ライバル達のプレッシャーに負けて、トスフェチで崩れ、フリーで逆転できなくて、大きなタイトルを取れなかった。
ところが、アメリカではライバルが多すぎて、大きなプレッシャーがなく、自分に徹する事が出来た。結果ナショナルファイナルで優勝。
ところが、インターナショナルファイナルでは、ライバルが見えてきて、5ラウンドリードしたにもかかわらず負けた。一言で言えば、そんなシーズンだったね。
昨年のトークセッションで言った俊介&シャックが中心にいて、それを引き摺り下ろしたプレーヤー全て日本人も外国人もワールドクラスの力があったという構図だった。
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HS:去年のまま俊介&シャックが勝ち続けると、ディスクドッグはどうなってしまうのだろう?僕達は何をやればいいのだろう?という思いがあったのですが、四国のQC+カップで安田ヘニオが勝ったことで僕達の方向性が見えてきました。この戦い方ならできると思った人も多いのではないかと思いますが。
YH:安田の果たした役割は大きくて、俊介の世界をリードするルーチンをやぶるにはどうすればいいのだろうという事を示したね。そう意味では、大きな仕事をしたのかなと思う。
HS:QC+カップから、大きく流れが変わりましたね。
YH:その時、同時にいた小西トアにしろ、宇佐美コニスも良いプレーをした。ワールドクラスで勝てるレベルの俊介を追い詰めることによって、自分達の実力を測ることが出来た。そういう試金石になったのも俊介だった。春のQC+カップは、色んな意味で今シーズンを象徴したゲームだったね。
HS:今シーズンのキーパーソンはだれでしょう?たくさんのプレーヤーが出て戦ってきましたね。
YH:まず挙げたいのは二見ルシータ。サスケと組んで初代ドグタウンカップチャンピオンだった。新しいルシータと出会い、若いプレーヤーが戻って来たのはグッドニュース。俊介のライバルになりうることで成長していくし、日本全体のレベルアップに繋がる。
ヒロは誰を挙げる?
HS:僕は小西トアですね。ルーチンを作り直して作り直してさらに強くなりました。
YH:うん、アメリカでも活躍したけれど、彼女の一番良かったのは、JOTTのルーチンだったね。非常に完成度が高く犬も人もキラキラ輝いていたのが印象的だった。チャンピオンにふさわしいチームだね。
あと、安定上位の宇佐美コニス。もちろん才能があるからここまで来たわけだけど、才能だけじゃここまで来られない。誰でも彼女の前では言い訳を言えない。JDDNを代表するプレーヤーになった。
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